フランスにおけるコロナの蔓延~アルザス~

France
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おはこんばんにちは、ゆきんこです!!

 

3日に1記事とか意気込んでおきながら、なんだかんだで1か月以上も更新をストップしていました、、、、不覚、、、

 

言い訳をさせていただけるならば、3月はフランスの大学の中間試験があったと思ったらいつの間にかコロナで緊急帰国、なんていう今のところ人生で最もストレスフルな1か月を過ごしていました…

 

最近は、なんだかこんな時期に何を書いたらいいのかもわからず、とくに何かに対してやる気も出ず、ただ本を読んでいる日々でした。

 

どうせなら肌で感じたフランスの状況を書いてみようかな、と重い腰を上げた次第でございます。

 

私は、昨年8月から今年3月までフランスのストラスブールに留学していました。

 

フランスでは3月17日火曜日の正午より外出禁止令が出されています。

 

必要最低限の外出で、証明書を携帯していれば外出は許可されています。

私の住んでいたアルザス地方はフランスの中でも特に状況が深刻な地域です。

 

フランスのニュースや、各サイト、領事館などからの情報をまとめて簡単にではありますが、フランスの状況をお伝えできればと思います!

では、いってみようっ!!

 

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フランスの状況

(引用:Santé publique Franceより)

 

4月17日の時点で、フランスでの感染者数は109,252名。死者数は18,681人にも及び、1日で429人の人が亡くなっています。

 

 

約34,420人の方が完治しているのもわかっていますが、日に日に感染者は増え続けているのがわかるでしょう。

 

アルザス地方では5479人の感染者数が確認され、フランスでもパリのあるîle-de-France地方圏の次に感染者の多い地域です。死亡者数は2008人。

 

日本のニュースでも、ヨーロッパ各国の対応が話題になっています。

 

フランスであれば、外出禁止への罰金措置などを耳にしたことがある方も多いでしょうか。

しかし、いまだ感染者は増え続ける一方です。

 

多少省略しつつフランス、主に私の住んでいたアルザス地方でのコロナの蔓延の状況を3月初めあたりからさか

のぼっていこうと思います。

 

最初は緩やかだが……

 

日本でも最近感染者が増えてきました。

 

「まだ大丈夫」「自分は若いし重症化はしにくい、平気だ」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

 

ですが、驚くほどの勢いでこの数が増えていきます。本当です。昨日まで200だったのに今日は500人も!!!?なんてことがありました。

 

 

Grand-Est地域圏(グランテスト)と呼ばれる地域に少しだけ絞ってみていきたいと思います。

 

一部だけでもここまで深刻な状況になりうることがあるんだということを。

 

3月2日の時点ではまだアルザス地方では8名の感染確認があっただけでした。

 

お隣さんのナンシーという地域でも、3名。

 

グランテスト地域圏においての新型コロナウイルス感染確認は11件でした。

 

今から約1か月前はまだわずか11名の感染者しかいなかったのです。

 

教会のミサのクラスター

 

アルザス地方、というと主にHaut-Rhin(オ=ラン)県とBas-Rhin(バ=ラン)県を指します。

ライン川の上流下流、のような意味合いです。

 

私のいたストラスブールはバ=ラン県にあります。

 

突然、領事館から、3月6日金曜日11時の時点でオ=ラン県で81名、バ=ラン県において49名の計130名のコロナウイルスへの感染が確認されました。

 

 

この感染者の多数は、2月の17日~24日にオ=ラン県のミュールーズという都市で行われたキリスト教関係の集会参加者とされ、アルザス地方で発生したクラスターとされています。

 

とのメールが入りました。

 

これを受けて、オ=ラン県では3月6日~19日の間、50人以上の集会、スポーツ大会が禁止、感染者の出た教育機関は閉鎖となりました。

 

ただ私の通っていたストラスブール大学は、オ=ラン県からの学生も多いのですが通常通り講義が行われていました。

 

県レベルでの対策だったため、私の住むストラスブールのバ=ラン県は特にこれといって特別な措置はありませんでした。

この時はまだまだコロナの脅威など感じず、普段通りのフランスでした。

 

3月6日時点のフランスの感染者数は613名。1日で190名確認され、死亡者数は9名でした。

 

徐々に感染者は増え続け、3月11日。

フランス全土における感染者数は2,281名と2000人を超え、1日で497名と500名近く増えていました。死亡者数も1日で15名増えて計48名

 

たった5日で3倍近くの増加

 

これを受け、マクロン大統領が12日夜8時より、テレビ演説を行いました。

(Adresse aux Français, 12 mars 2020)

 

おおまかな内容は

 

✔ 70歳以上の高齢者はできる限り外出を控えること。

 

✔ 企業へのテレワークの推奨。

✔ 翌月曜日よりフランスにおけるすべての教育機関が新たなアナウンス、仕組みが決まるまでは閉鎖。

 

 

急激な状況の変化でした。

 

 

日本の大学からも、外務省の海外渡航危険レベルがレベル2に引き上げられたら留学は中止。帰国要請がかかるとの連絡がきていたので、私の留学生活はどうなるのか、ひたすら不安でした。

 

しかし翌日、街に行くと散歩をするご老人も、若い人もたくさんいてまだ「感染の初期段階」

大きな危機感は感じていませんでした。

 

ここ数日で日本への帰国を決めた友人続出。

 

私もどうするべきか考え始めました。

 

急激な感染拡大

 

3月14日金曜日。フランスの感染者は1日で838名増え、4,499名。死亡者数も1日で12名増えて、91名になりました。

 

深刻になりつつあるなか、金曜日夜8時。

今度は首相である、エドゥアール・フィリップ氏が会見を開きました。

(Covid-19 : déclaration du Premier ministre le 14 mars 2020)

 

フランス政府はフランスのステージ3への引き上げを決定。

 

スーパーやガソリンスタンド、銀行等、国民生活に必要であるものを除き、レストラン、カフェ、映画館等のすべての店を閉めること、人々へ移動を少なくし、都市間の移動を避けるよう求めました。

 

いまだ外出「禁止」ではありません。

集会を避け、家族や友人との集まりも制限。

公共交通機関の利用は職場に出勤せざるを得ない場合のみ利用するようにとのことでした。

 

今の日本の「外出自粛」と、とらえ方としてはあまり変わらなかったかと思います。

 

この日、何日かずっと悩んでいたのですが日本への帰国を決めました。

1人で怯えているのも、これからの留学の未来も見えなかったのです。

 

その日のうちに飛行機、パリ行の電車をとりました。

 

外出自粛を求められたものの、15日には、店がやっていないなら、と公園へ行く人々の姿がニュースで取り上げ

られていました。

 

15日時点で、オ=ラン県では688名。バ=ラン県では323名の感染確認。

グランテスト全体では1,378名が感染確認されていました。10日ほどで10倍近く増えていました。

 

そのため、15日、フランスからドイツへの入国制限がなされました。

 

外出の「制限」

 

3月16日月曜日。

 

自分で帰国を決めたものの、外務省の危険レベルがレベル2に引き上げ。

 

「遅いな、、、」という気持ちもありましたが…

 

夜8時。

マクロン大統領が2度目のテレビ演説をしました。

(Adresse aux Français, 16 mars 2020)

 

翌17日正午からの外出禁止令が発表されました。

外出は証明書つきであれば認められました。

 

認められるのは、テレワークのできない職場への出勤、近所のスーパー等への買い出し、個人で家の周囲で行う運動など特別なものでした。

 

証明書を携帯していない、もしくは不要な外出とされた場合、罰金などの罰則がありました。

この時点では罰金は38ユーロ

 

また、17日からEUおよびシェンゲン協定内への入国を禁止し、EU域外と域内の渡航を30日間停止。

 

帰国を決めていた私は震え上がりました。ええ。

フライト情報を都度チェックするようになりました。

 

公共交通機関も間引き運転されていたため、急遽電車の時間を変更して、パリの空港近くのホテルで前泊することにしました。

こんな状況化なので、SNCF(フランス国鉄)から、あなたの予約した電車は予定通り動きますよ、というメールが来たときは本当嬉しかったです。。

 

19日の領事館からのメールによれば、基本的に公共交通機関は通常の230%の運行状況でした。

 

19日。フランスで仲良くなれた友人にも、親切にしてくれた人たちにもお礼もお別れも言えないままフランスを発ちました。

そこからは2週間の自宅待機。終わったと思ったら今度は日本が外出自粛でかれこれもう3週間以上家にいます。トホホ…

 

私の怒涛の1週間についてもまた雑談で文字に起こしておきたいなあとも考えています。

 

深刻化

 

23日にはミュールーズ市における21時~6時までの夜間の外出はすべての外出が禁止。スーパーや配達業などの商業活動の一切も禁止となりました。

 

とうとうフランスもレベル3(渡航中止勧告)に。

 

公共交通機関は通常の10~15%に減らすとの連絡。状況は悪くなる一方でした。

 

25日になると外出制限がより強化され、日時のみでなく、外出時間の記載が必須となりました。

 

運動目的の外出は、1日1時間以内で自宅から1キロ以内の範囲に限られました。

 

同居しているもののみ同行可とのこと。

 

違反を繰り返すと罰金は1500ユーロ、日本円でおよそ17~19万円の罰金です。

 

外出禁止とされても外出をする市民はいるため、どんどん規制が厳しくなっていく印象です。

 

25日の時点でフランスの感染者数は25,233名。一日で2,929名の増加。死亡者数は1,331名、1日で231名となりました

 

アルザス地方の状況もひどく、マクロン大統領が仮説病院を建てるとは言っても、医療は追い付かず、医療崩壊が起こり、ドイツやルクセンブルクにヘリで患者を搬送したり、TGVを使って他都市に患者を搬送している状態です。

3月26日時点でのアルザス地方は、1,977名が入院、480名が意識不明で呼吸器をつけている状態、271名の死亡

が確認されています。

 

この状況では、助かる命と助からない命を医者が決めるということになるかもしれないのです。

いま日本は東京や埼玉の医療機関が悲鳴を上げています。

若者でも、呼吸器が足りないことで死んでしまう可能性だってあるんです。

 

フランスでは5月11日までの外出制限の延長が決定され、学校の閉鎖も同期間延長となりました。

 

3月31日には、日本が全世界にレベル2(不要不急の渡航はやめてください)またはレベル3(渡航中止勧告)のいずれかが発令されました。

外出制限から1か月になろうとする今

 

フランスの外出制限からもうすぐ1か月になろうとしています。

 

4月6日には、以前は印刷または手書きであった証明書の電子版が運用を開始しました。

興味のある方はご覧ください

 

アルザス地方では9日、外出制限の強化が行われました。

 

バ=ラン県では、4月10日~15日までの期間、必要不可欠の買い物と短時間の散歩、運動またはペットの散歩のための外出の際は大人1名に限り許可するものとなりました。

 

オ=ラン県では、10日~13日の間、11時~19時の間は屋外での運動の禁止。この時間外、1日1時間、自宅から1キロ以内の範囲で1人でのみ運動は行える

 

1か月たった今でもなお、厳しい状況が続いています。

 

1か月がたち、バカンスで他地域へ移動する人たちのニュース等も流れました。

 

自粛疲れ、というやつでしょうか。フランス人も外に出たいのでしょうね。

 

あとがき

 

日本もだんだんと確認される感染のケースが増えてきています。

遠い国の出来事ではないです。他人事でもない。

 

どの都道府県でもコロナがはやっている今、誰もが保菌者である可能性が高いのです。

 

無症状でも感染しているケースがある。ダイヤモンドプリンス号の一件があった日本の方が、理解できているのでは?

家にいよう、、、本当に。早く外出たいじゃない?早く友達や彼氏彼女や、会いたい人、たっっっっっっくさんいるでしょう?

 

いま大切な人がかかったら、東京は特に医療体制くずれてきてるから、若者でも、呼吸器なかったら死んじゃうかもしれないんです。

 

医療関係者も感染のリスクと隣り合わせで治療にあたってくれてるんです。

家にいようよ。SkypeZoomLINEもありますよ???

 

私だって外に出たいし、会いたい人はたくさんいる。

けど、うつしたくないもの。

 

なんとか工夫して、毎日を面白くしてみませんか?自分磨きしませんか?

部屋のレイアウト替え、インテリアと化していた本を読む、パズルをする、探せばきっといろいろなことができるはず。

 

外が大好きな人、私もそうだけど相当な努力がいると思います。でもいま努力しないと悪い方向にしか行かないか

ら。

 

私も早く気兼ねなく大切な人に会いたいです。

 

早くそんな来る日が来ることを祈っています。

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